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車両追跡システム市場は32年には8480億ドルに

2024年10月3日 (木)

調査・データ米市場調査会社パノラマデータインサイトは1日、世界の車両追跡システム市場は2023年から10年間で5倍に拡大し、2032年には8480億3000万ドルに達するとの予測を公表した。

車両追跡システムは、通信ネットワークやGPSを通じて車両の動きを観察、監視するもので、遠隔車両追跡・監視、車両メンテナンス、診断、燃料管理、ルート最適化、ドライバー管理、安全管理などの目的で使われる。

同社によると、23年の同市場は1706億ドルで、32年まで年平均19.5%で成長し、市場規模は5倍に達する。

近年は、人工知能(AI)と機械学習の進歩によってシステムの精度と効率が飛躍的に向上。ドライバーの行動分析などによる予測的なメンテナンスが可能になり、機能も多様化している。さらに、クラウドベースのサービスも普及し、中小企業でも車両追跡システムを容易に導入できるようになった。

地域別に見ると、アジア太平洋地域は今後、市場が大きく成長する可能性がある。特に中国、インド、日本の都市部では、車両の増加とともに交通管理の必要性が高まるとともに、交通安全と環境規制の厳格化が進んでおり、車両追跡システムの需要が急増している。

一方、北米は既に市場が成熟しているが、革新的なアップグレードや統合システムなどに対する需要が続いている。

今後の市場の展望についても、同社は「車両追跡システム市場は、未来の交通を形作るための一翼を担っており、その展望は明るい」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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