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サンケン電気、地震で被災した志賀工場を閉鎖

2024年10月22日 (火)

拠点・施設電子部品の製造・販売を手掛けるサンケン電気(埼玉県新座市)は18日、子会社の石川サンケン(石川県志賀町)が所有する3工場のうち、志賀工場を2026年4月末で閉鎖すると発表した。今年1月に発生した能登半島地震で被災し、震災影響評価の結果、恒久的使用は困難との結論に達したため、操業の継続を断念した。

石川サンケンは志賀町内に志賀工場と堀松工場、能登町に能登工場があり、半導体の製造を行うなど、サンケン電気にとって、後工程の主力工場となっている。しかし、今年1月の震災で、3工場とも被災し、一時生産が中断。今年3月までに3工場とも操業を再開したが、志賀工場は建物の損傷が大きく、閉鎖を決めた。

今後、サンケン電気では、志賀工場の生産分を石川サンケンの他の2工場や国内外の生産拠点に移管するなど、後工程の生産体制を見直す。

また、志賀工場の閉鎖にともない、24年3月期中間決算(4-9月)で10億円の特別損失を計上する。通期の業績予想についても新しい予想値を発表する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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