ブリヂストン、スチールコード生産拠点を集約

拠点・施設ブリヂストンは17日、タイヤの補強材に使用されるスチールコードの生産拠点を再編すると発表した。

国内では黒磯工場・佐賀工場の2拠点でスチールコードを生産してきたが、生産を佐賀工場に集約することで生産効率を向上させ、グローバルでの競争力強化を図る。拠点の集約は直ちに開始し、2014年9月末に完了する。

生産拠点集約に伴い、14年9月末に黒磯工場を閉鎖する。これまでに黒磯工場の競争力強化に取り組んできたが、生産競争が激化する中「黒磯工場の競争力の維持が困難となった」として閉鎖することを決めたもの。

■閉鎖する黒磯工場の概要
所在地：栃木県那須塩原市下中野800
操業開始年月：1971年1月
生産能力：スチールコード日産135トン・年産4万7000トン、ホースワイヤー日産18トン・年産6200トン、ビードワイヤー日産85トン・年産2万9000トン
敷地面積：34万9000平方メートル

■集約先の佐賀工場の概要
所在地：佐賀県三養基郡上峰町堤2100
操業開始年月：1982年3月
生産能力：スチールコード日産263トン・年産9万トン、ケーブルビードワイヤー日産2トン・年産700トン
敷地面積：23万4000平方メートル