
▲年頭挨拶をする商船三井社長の橋本剛氏(出所:商船三井)
ロジスティクス商船三井は7日、同社社長の橋本剛氏が6日に年頭挨拶を行った。
昨年を振り返り、橋本氏は「地政学リスクの高まりによって多くの商船が紅海・スエズ運河を迂回したことなどを背景として、ケミカル船、自動車船、コンテナ船事業が好調な市況を享受しました。また、円安の継続もあり、業績は期初の想定を大きく上回る水準で推移しています」と述べた。米国新政権と中国の関係、ロシア・ウクライナ戦争の長期化など、様々な潜在的リスクが残るとしながらも、「今の内に好調な部門で利益を創出して体力を蓄えると共に、インテリジェンス、意思決定の仕組み、人財力などを強化することで、不確実性が高い今後の事業環境に備えていきたい」と語った。
さらに橋本氏は2025年を大変重要な1年と強調。「当社グループの資産規模は既に4兆円を超え、ここからは急拡大するステージではなくなっていくでしょう。その中でも成長を続けるためには、強い部門をより強く、世界の中で競争優位に立てる事業領域を少しでも増やしていくことが必要です。必ずしも事業全体で一位になる事が出来ずとも、特定の分野で、もしくは特定の地域でトップというものを積み上げていきたい。漫然と既存のビジネスを継続していくのではなく、勝ち筋を見極めて、そこに人財や資金などの経営資源を投入していきます」との展望を示した。
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