M&A住友商事は7日、糖尿病など慢性疾患患者向けの尿失禁用おむつ・下着を販売するアクティブスタイル(米国)を買収し、完全子会社化したと発表した。同社は先月にも糖尿病患者向けに医療機器などを配送するサービスを手がける米企業に出資。具体的な投資額は明らかになっていないが、今後も米国ヘルス市場に積極的な投資を行い、事業を拡大していくとしている。
アクティブスタイルは1997年の創業で、糖尿病の合併症による尿失禁患者に、医療保険の対象となるオムツや下着を定期配送するサービスを展開している。医療保険会社や医療機関と提携しているのが特長で、米国内に5万人以上の利用者がいる。住友商事は、高齢化の進展と患者の増加にともない、今後も成長の見込みがあると判断した。
住友商事グループには、日本の調剤薬局事業で蓄積した在宅調剤サービスノウハウや、東南アジアのマネージドケア事業での糖尿病を含む医療費分析ノウハウがある。これらを生かして、今後、27年度には米国ヘルスケア市場に500億円規模の投資を行い、30年には投資規模1000億円、利益規模100億円を目指すとしている。さらに米国で得たノウハウを日本や東南アジアの事業にも活用していく。
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