M&A国際物流会社の米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は24日、カナダの医療向け物流管理会社、アンドラウアー・ヘルスケア・グループ(AHG)を買収することで両社が正式契約を結んだと発表した。AHGは医療分野向けの3PLと低温物流(コールドチェーン)輸送を専門としている。
両者の契約によると、買収価格は1株55カナダドル(40ドル、5700円)で、総額は22億カナダドル(16億米ドル、2300億円)となる。買収の完了は今年下半期の見込みで、これによってUPSは精密な温度管理による輸送を求める医療業界のニーズに応えられるようになる。
また、AHGの創設者兼CEO(最高経営責任者)のマイケル・アンドラウアー氏は買収後も残り、カナダにあるUPSの医療向け物流会社とAHGの経営を担う。
UPSは「次世代治療によって物流はこれまで以上に複雑化しており、医療業界のニーズも拡大している。AHGが加わり物流機能がさらに拡大することで、最高レベルの患者の治療成果に貢献するとともに、会社全体での成長も期待できる」としている。
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