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住友商事、硫酸事業拡大に向け米社買収

2023年6月8日 (木)

国際住友商事は8日、米州住友商事(ニューヨーク州)を通じて、米国西部とメキシコ湾岸地域で硫酸の調達・販売・貯蔵・物流サービスなどを手掛けるSaconix(サコニックス、ジョージア州)を米国の投資ファンドから買収し、完全子会社化したと発表した。

サコニックスは、米国西部とメキシコ湾岸地域の複数拠点に貯蔵タンクなどの物流設備を保有し、硫酸の調達・販売や、貯蔵などの物流サービスを行っており、住友商事は自社の硫酸事業との高い相乗効果によるさらなる付加価値の提供に向け、サコニックスを完全子会社化した。

硫酸は世界で最も多く流通している基礎化学品で、用途は農業、工業、鉱業、繊維業など極めて幅広い分野に及ぶことから、人々の暮らしに必要不可欠な化学品と言われている。住友商事グループは、非鉄金属を製錬した際に産出する硫酸の輸出事業を端緒として、1994年に世界最大級の硫酸海上輸送取引を取り扱うINTERACID TRADING(スイス)を完全子会社化して以降、米国、チリなどの国々で硫酸の海上輸送取引、陸上小口販売、貯蔵など物流サービス事業を幅広く展開してきた。

▲ネバダ州の硫酸タンクターミナル外観(出所:住友商事)

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LOGISTICS TODAY編集部
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