拠点・施設ダイセー倉庫運輸(愛知県小牧市)は7日、自社最大級の物流拠点となる小牧第3物流センター(JILP)の完成を発表した。
同センターは市内に分散していた複数倉庫の機能を集約し、積み込み作業の効率化やトラックドライバーの待機時間削減といった2024年問題への対応を強化する。延床面積は3万1400平方メートルの2階建てで、海上コンテナ専用バース8基、ドックレベラー6基、移動ラック1万5600パレット分などの設備を備える。

(出所:ダイセー倉庫運輸)
全天候型の構造により、悪天候時でも倉庫内で積み下ろし作業が可能で、商品の品質保持と作業の安全性を高める。また、従来2基だった海上コンテナの受け入れ能力を8基に拡張。同社ではポリマー製品の増加を見込んでいるが、これにより輸入貨物の増加に対応するとともに、ドライバーの負担軽減を図る。
同社では自動車部品の配送で納品先1社当たり20-30の出荷元を巡回することが多いが、新センターの稼働により、非効率なルートを見直し、積み込み時間を従来の平均3時間から、政府が掲げる荷役2時間以内の目標達成に近づける。
さらに環境対策として、太陽光発電により倉庫電力の55%を賄い、年間146トンのCO2削減を見込む。省人化と車両台数削減も進め、持続可能な物流体制の構築を目指す。
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