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日本水産、鹿島工場隣に新工場、自動倉庫併設

2015年12月18日 (金)

拠点・施設日本水産、鹿島工場隣に新工場、自動倉庫併設日本水産は18日、ファインケミカル事業の基幹製造機能を担う鹿島工場(茨城県神栖市)の隣接地に新工場「鹿島医薬品工場」を建設すると発表した。80億円を投資し、2018年に稼働を開始する。

既存の鹿島工場はEPA医薬原料など幅広い製品を生産し、ファインケミカル事業の中核生産施設として稼働している。新設する鹿島医薬品工場は、医薬品原料としてのEPA生産に特化し、高純度EPAの抽出・精製技術を結集させた最新の生産設備を導入する。

国内外のEPA医薬品市場の拡大に備え、特に海外への医薬品供給に欠かせない「cGMP」基準による品質・生産管理を実施し「世界最高水準の品質と生産性」を追求する。

製品保管倉庫は自動倉庫とし、製造所からの無人搬送車による自動搬送設備と組み合わせ、入出庫作業を省力化。免震ラックを採用し、地震の揺れにも対応できるようにする。

■新工場の概要
名称:日本水産鹿島医薬品工場
所在地:茨城県神栖市東深芝18-2
敷地面積:1万9000平方メートル
工場建設面積:2023平方メートル
工場延床面積:3609平方メートル
構造:医薬品製造所=鉄骨造2階建て、医薬品倉庫・出荷場など=鉄骨造平屋建て
医薬品製造所設備:魚油高度精製用の連続蒸留設備、液体クロマト設備
医薬品倉庫設備:免震架台を備える自動倉庫
施設内の製品移送:自動搬送設備(コンベア・AGV)
医薬品製造所の生産能力:医薬品原料生産能力420トン/年
医薬品倉庫の保管能力:最大720ドラム(200リットルドラム缶製品)
関連施設:屋外タンク(タンクヤード2施設分)、コーンルーフタンク10基、医薬品工場専用の医薬品用窒素タンク1基