拠点・施設日本水産は2日、連結子会社の日水物流が大阪市此花区で建設していた「大阪舞洲物流センター2号棟」(増設棟)が3月26日に竣工し、4月1日から営業を開始したことを発表した。
同施設は、阪神港周辺の貨物増加とともに保管スペースがひっ迫してきたことを受け、「大阪舞洲物流センター」(既存棟)の隣接地に建設されたもので、設備能力は既存棟の2万5031トンに匹敵する2万4887トン。両施設を合わせた設備能力はおそよ5万トンと、ニッスイグループ最大規模の物流センターとなった。
設備面では、既存棟と同様にセキュリティ対策と地震対策を講じたほか、自然冷媒を使用した冷凍機を導入して環境面にも配慮。人手不足に対応するため、自動倉庫や移動ラックを一部で導入し、将来的に無人フォークリフトを導入できる設計とした。
同社は今後、この増設棟で輸送・保管・荷捌き・流通加工などの業務を一体的に実施し、同業他社との共同により効率化・省力化と環境負荷低減につなげていくという。
敷地面積:2万4700平方メートル
延床面積:1万6338平方メートル
構造:鉄筋コンクリート造 5階建 耐震構造
設備能力:2万4887設備トン
F級:22,922設備トン
SF級(超低温):303設備トン
SSF級(セミ超低温):1662設備トン
トラックバース:11バース(既存棟と合計で40バース)