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DIC、国連規格対応のプラスチック製危険物輸送容器を生産

2010年9月27日 (月)

産業・一般DIC(旧大日本インキ化学工業)は27日、100%子会社のDICプラスチックが、危険物の輸送用途に国連(UN)規格対応のプラスチック製フルオープン型輸送容器(形式1H2型)を国内で初めて生産し、販売を開始したと発表した。

 

UN規格対応輸送容器は、国連の「危険物輸送に関する勧告」で示された基準をクリアし、安全性が確認された容器のことで、内容物の種類ごとに収納可能な容器が定められている。現在UN規格対応のプラスチック製輸送容器(形式1H2型)は、日本では北米、中国、台湾などからの輸入品に依存している。

 

DICプラスチックでは、危険物輸送の安全性確保を支援するため、形式1H2型を初めて国産化し、販売を開始した。また、金属缶での輸送の際に、錆びなどの混入や金属成分との接触によって性質が変化する化成品の拡販にも取り組む。

 

DICプラスチックでは、危険物輸送でのソリューションの提供として、製品、認証評価試験の請け負いを展開し、3年後に3億円の売上を目指す。