ロジスティクス阪南倉庫(堺市堺区)は25日、桃山学院大学ビジネスデザイン学部と連携し、物流現場の人的ミス削減をテーマとした産学連携PBLを開始したと発表した。8月から学生が物流現場を見学して課題を分析しており、27年1月に解決策を発表する。
取り組みは、大阪中小企業投資育成が進める大学・学生と投資先企業の接点づくりの一環で、学生が企業の課題について調査や議論を重ね、解決策を提案する。8月7日、17日、9月9日の3日間に阪南倉庫を訪問し、商品の入庫から保管、出庫までの流れを確認したほか、担当者への質疑応答などを行った。
今回の主なテーマは、流通加工工程で発生する人的ミスの削減。流通加工は、商品の値札付けや色違い商品のセット、説明用リーフレットの封入など、届け先の要望に応じて倉庫や物流センターで出荷前に行う作業を指す。阪南倉庫では商品を保管場所から流通加工場所へ移した後、届け先ごとに手作業で仕分けている。
この仕分けでは、荷主単位で1日1-2件のミスが発生しているという。ミスが起きると対象商品の全仕分け先を確認する必要があり、作業ロスにつながっている。同社はこれまで、無線型ハンディタイプのバーコード読み取りシステムを導入するなど、作業手順を統一する工夫を重ねてきたが、人が関わる工程では課題が残っている。
学生は3回の現場確認を踏まえて学部内で議論し、27年1月の発表に向けて提案をまとめる。阪南倉庫は、その後、提案を実際の業務にどのように取り入れたかや、その結果についても報告する。
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