産業・一般清水建設は16日、建設業向けヒューマノイドAIロボットを開発する米ノーブル・マシーンズへの出資を完了し、協業を本格的に開始したと発表した。身体的負担の大きい作業や危険作業を支援・代替できる、建設現場での運用に適したロボットの開発を進める。
ノーブル・マシーンズは米シリコンバレーのスタートアップで、建設業向けヒューマノイドAIロボット「MOBY」シリーズなどを開発している。ロボット本体に加え、制御システムや操作ソフトウェアも手掛け、過酷な作業環境を想定したハードウエアと、さまざまな作業に利用できる汎用AI・ソフトウエアの両面に強みを持つ。

▲木材を運搬するヒューマノイドAIロボット(出所:清水建設)
清水建設は、同社の開発技術に自社の施工ノウハウや現場の知見を反映し、建設現場での実用性を高める。BIM/CIMデータを活用した仮想空間でのシミュレーションと、実際の建設現場での検証を組み合わせ、開発・改良を進める方針だ。
年内をめどに、資機材の搬送や建設現場での移動・巡回を対象とした仮想空間でのシミュレーションを開始する。2027年春からは実際の建設現場で実機を使い、具体的な作業を検証する予定。
建設業界では、就業者の高齢化や若年入職者の減少を背景に、将来的な労働力不足が懸念されている。清水建設は協業を通じ、人手に頼ってきた現場作業の支援・代替技術の開発を加速する。
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