国際音声・対話型AIを手がけるセレンスAI(米国)は15日、中国自動車大手の吉利汽車(ジーリー)との協業範囲を、車載コックピットからサービスロボット分野へ拡大すると発表した。両社はロボティクス用途で多言語の人間・機械間インターフェースを共同で高度化し、パリ・モーターショーでヒューマノイドロボットによるデモを初公開した。
今回の協業では、セレンスAIが自動車分野で培ってきた音声認識や対話型AIを、ロボットなどのフィジカルAI領域へ展開する。フランス語、英語、中国語を同時に認識できる多言語音声認識を採用し、利用者が言語を切り替える操作をせずに対話できる仕組みを想定する。
セレンスAIは、これまで自動車向けに音声AIや生成AI、大規模言語モデルを組み込んだユーザーインターフェースを提供してきた。今回の協業では、ロボットが実環境で顧客対応や作業支援を行う際に、人の発話を認識し、状況に応じて応答する機能への応用を進める。
両社は、吉利側のロボティクス戦略とセレンスAIの対話技術を組み合わせ、次世代のフィジカルAIシステムにおける自然な人機協調の実現を目指す。物流分野でも、人と協働するロボットの活用が広がるなか、こうした対話技術の応用余地がありそうだ。
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