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日本の2チーム入賞、アマゾン・ロボティクス・チャレンジ

2017年8月2日 (水)
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ECアマゾンは7月27日から30日まで、名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)で「ロボカップ2017名古屋世界大会」に合わせて日本初開催となるロボットコンテスト「アマゾン・ロボティクス・チャレンジ」を実施した。オーストラリアのチームが優勝し、日本勢も2チームが初入賞した。

参加チームにはロボティクスやオートメーションでのイノベーションのサポート継続を目的として、総額27万ドルの賞金を授与した。

アマゾン・ロボティクス・チャレンジは、産業界と学術会のロボットコミュニティの結びつきを強め、最先端のロボットテクノロジーを用いて、未整備のオートメーション環境で直面する技術的な課題に対し、共通でオープンな解決策を発見することを目的としたコンテストで、今回が3度目となる。一昨年、昨年は「アマゾン・ピッキング・チャレンジ」として米国、ドイツで開催した。

参加チームは最先端のロボットハードウェア/ソフトウェアを用い、一定時間内に指定された商品をどれだけ正確に掴み、移動させることができるかを競った。

今回の大会には日本、オーストラリア、ドイツ、インド、イスラエル、オランダ、シンガポール、スペイン、台湾、アメリカのロボット企業・研究者から16チームが参加した。

棚出し競技・棚入れ競技、決勝ラウンドの結果、オーストラリアのACRVが優勝を果たし、棚入れ競技では米国のMIT-Princetonが、棚出し競技ではシンガポールのNanyangがそれぞれ1位に輝いた。

日本勢は棚出し競技でMC^2(三菱電機、中部大学、中京大学)が3位に、決勝ラウンドでNAIST-Panasonic(奈良先端科学技術大学院大学、パナソニック)が6位に入賞した。

今年の決勝ラウンドに残った各チームは、物体認識、姿勢制御、把持計画、コンプライアントマニピュレーション、動作計画、作業計画、作業実行、エラー検出・回復を組み合わせた先端的ソリューションを競技の場で実演。4日間にわたる競技に参加したチームには、ロボティクスやオートメーションでのイノベーションのサポート継続を目的として総額27万ドルの賞金が授与された。

■参加チーム、結果の詳細
https://www.amazonrobotics.com/#/roboticschallenge