荷主富士フイルム(東京都港区)は20日、神奈川事業場足柄サイトに30億円を投じ、instax「チェキ」フィルムの生産設備を増強すると発表した。世界的な需要拡大に対応するため、生産ラインと付帯設備を増設し、2027年春から順次稼働する。28年春のフル稼働後には、生産能力を26年度比で2割引き上げる。

(出所:富士フイルム)
同社は2022年からチェキフィルムの生産設備への投資を継続しており、今回の増強後は生産能力が22年度比で約7割増となる。チェキシリーズは世界100か国以上で展開し、24年度末には世界累計販売台数が1億台を突破。25年度の売上高は2000億円に達し、21年度から5期連続で過去最高を更新した。
チェキシリーズはアナログインスタントカメラに加え、ハイブリッドインスタントカメラやスマートフォン用プリンター、手のひらサイズのカメラなどに製品群を広げている。撮影した写真をその場でプリントできる特徴を生かし、イベントや店舗、ファンコミュニティーなどでの利用も広がっている。
同社は企業向けにもサービスを展開しており、イベント向けアプリ「instax Biz」や、アーティストが配信した画像をファンがチェキプリントとして楽しめるスマートフォン用アプリ「Favsquad」などを提供している。
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