ロジスティクス台風8号の接近に伴い、沖縄県で事業を行う物流事業者に県内の集配業務を休止する措置が広がっている。
日本郵便は台風8号の影響に伴い、沖縄・九州地方で集配する郵便物やゆうパックなど、一部の送達に1日から2日程度の遅れが生じていると発表。今後の台風の進路により、さらに遅れや対象地域が拡大する場合があるとしている。
佐川急便は7日午後8時、県内の集配業務を一次休止すると発表。営業所への荷物の持ち込みと受け取りだけでなく、問い合わせ業務も休止し、天候の回復を待って業務を再開する。
また、西濃運輸は8日、気象庁が宮古島地方と沖縄本島地方に暴風特別警報、波浪特別警報を出し、最大級の警戒をするよう呼び掛けていることを受け、県全域で配達を見合わていると発表した。
同社は「台風はこのあと日本列島を縦断する可能性があり、さらに配達に影響が出ることも予想される」として、台風の今後の進路を注視し、詳細な状況を公開するとしている。
ヤマト運輸は8日、沖縄県全域と九州の一部地域で配達に遅れが発生しており、今後の台風の進路によっては、広範囲の地域で遅れが生じる可能性があると発表した。
画像は国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士のReid Wiseman氏が撮影した台風8号。