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経産省調べ

8月の商業販売額、小売業1.2%増、卸売業2.8%減

2014年9月30日 (火)

調査・データ経済産業省が9月30日に発表した8月の商業販売統計(速報)によると、商業販売額は36兆8380億円(前年同月比1.6%減)となった。このうち卸売業は25兆3850億円(2.8%減)、小売業は11兆4520億円(1.2%増)。

季節調整後の数値は、商業販売額全体で前月比1.9%減、卸売業1.7%減、小売業1.9%増となった。

卸売業を業種別にみると、建築材料卸売業が前年同月比7.9%の減少、医薬品・化粧品卸売業が7.4%の減少、衣服・身の回り品卸売業が7.1%の減少、家具・建具・じゅう器卸売業が6.7%の減少、機械器具卸売業が4.9%の減少、各種商品卸売業が2.2%の減少、化学製品卸売業が1.8%の減少、その他の卸売業が1.4%の減少、食料・飲料卸売業が1.3%の減少、鉱物・金属材料卸売業が0.8%の減少となった。

一方、繊維品卸売業は5.8%の増加、農畜産物・水産物卸売業も2.1%の増加となった。

大規模卸売店販売額は8兆5660億円(1.6%減)で、商品別では鉱物が16%減、家庭用電気機械器具10.9%減、建築材料7.5%減、石油・石炭5.6%減、その他の輸送用機械器具5.4%減――などとなった。

一方、非鉄金属は10.8%増、その他の商品が5.8%増加、紙・紙製品が2.8%増などとなった。

小売業を業種別にみると、織物・衣服・身の回り品小売業が3.1%増、飲食料品小売業が2.8%増、その他小売業が1.8%増、百貨店など各種商品小売業が1.7%増、医薬品・化粧品小売業が1.4%増――となった。機械器具小売業は3.5%減、自動車小売業1.7%減、燃料小売業1.5%減。

大型小売店販売額は1兆6265億円(2.8%増)で、このうち百貨店が4738億円(1.8%増)、スーパー1兆1527億円(3.2%増)。

商品別では、衣料品が0.5%増、飲食料品3.8%増、その他2.1%増となった。大型小売店の季節調整済前月比は2.8%の増加。百貨店は5.9%の増加、スーパーは1.4%の増加となった。

百貨店の主力商品である衣料品は、身の回り品が3.9%の増加、紳士服・洋品が3.6%の増加、その他の衣料品が1.9%の増加、婦人・子供服・洋品が0.2%の増加となったため、衣料品全体では1.8%の増加となった。飲食料品は、1.8%の増加。

このほか、家庭用電気機械器具は7.2%増、その他の商品3%増、家庭用品2.4%増、家具7.5%減、食堂・喫茶1%減となったため、その他全体では1.9%の増加となった。

スーパーでは、衣料品のうち紳士服・洋品が3.8%減、婦人・子供服・洋品が3.6%減、その他の衣料品が3.3%減、身の回り品が5.6%増。衣料品全体では1.9%の減少となった。飲食料品は4.2%増。大型小売店(既存店)は1.6%増で、百貨店2%増、スーパー1.4%増となった。

コンビニエンスストアの商品販売額、サービス売上高は9444億円(4.4%増)。商品別にみると、ファーストフード、日配食品が3497億円(7.4%増)、加工食品2565億円(1.9%増)、非食品2897億円(1.1%増)で、商品販売額は8958億円(3.7%増)となった。サービス売上高は485億円(19%増)。8月の商業販売額、小売業1.2%増、卸売業2.8%減8月の商業販売額、小売業1.2%増、卸売業2.8%減