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経産省調べ

9月の商業販売額、小売業2.3%増、卸売業1.3%増

2014年11月14日 (金)

産業・一般経済産業省が13日に発表した商業販売額の動向によると、9月の商業販売額(確報)は39兆3350億円で前年同月比1.6%増となった。このうち卸売業は28兆890億円(1.3%増)、小売業は11兆2460億円(2.3%増)。商業販売額の季節調整済前月比は4.1%増、卸売業2.8%増、小売業 2.8%増だった。

■卸売業、繊維品が12.2%増
卸売業を業種別にみると、繊維品卸売業が12.2%増、農畜産物・水産物卸売業が7.8%増、化学製品卸売業が3.9%増、鉱物・金属材料卸売業が2.7%増、食料・飲料卸売業が4.1%増、その他の卸売業が1.1%増、各種商品卸売業が1.1%増、医薬品・化粧品卸売業が0.4%増、衣服・身の回り品卸売業が1%増となった。

一方、家具・建具・じゅう器卸売業は13.3%減、機械器具卸売業が2.2%減、建築材料卸売業が0.7%減となった。

大規模卸売店販売額は9兆9089億円で2.6%増。商品別にみると、農畜産物・水産物が21.3%増、非鉄金属が20.6%増、鉄鋼が8.3%増、紙・紙製品が5.6%増、自動車が6.0%増などとなった。一方、鉱物は13.6%減、家庭用電気機械器具が3.6%減、その他の機械器具が4.6%減などと なった。

9月の商業販売額、小売業2.3%増、卸売業1.3%増

■百貨店販売額は1.6%増
小売業を業種別にみると、織物・衣服・身の回り品小売業が9.9%増、医薬品・化粧品小売業が3.7%増、飲食料品小売業が3.4%増、その他小売業が1% 増、百貨店など各種商品小売業が0.8%増、自動車小売業が1%増、燃料小売業が0.4%増となった。一方、機械器具小売業は3.4%減少した。

9月の大型小売店販売額は1兆5313億円(1.7%増)で、このうち百貨店は4886億円(1.6%増)、スーパーは1兆427億円(1.7%増)となっ た。商品別にみると、衣料品が1.8%増、飲食料品2.2%増、その他0.5%増。大型小売店の季節調整済前月比は1.2%増で、うち百貨店が1.9% 増、スーパーは0.7%増となった。

百貨店の主力商品である衣料品は、紳士服・洋品が5.1%増、その他の衣料品が2.7%増、婦人・子供服・洋品が2.6%増、身の回り品が1.4%増となったため、衣料品全体では2.6%増となった。

飲食料品は0.6%増、その他の商品が1.6%増、家庭用品が0.7%増、家具が4.7%減、家庭用電気機械器具が2.8%減、食堂・喫茶が1.1%減となり、その他全体では0.8%増となった。

スーパーの動向衣料品は、その他の衣料品が2.1%減、婦人・子供服・洋品が1.1%減、身の回り品が2%増、紳士服・洋品が0.7%増。衣料品全体では0.1%減となった。

主力の飲食料品は2.4%増。その他の商品が1.3%増、食堂・喫茶が11.3%減、家庭用電気機械器具が4.8%減、家具が4.1%減、家庭用品が1.5%減となったため、その他全体では0.3%増となった。

■コンビニ販売5.6%増
コンビニエンスストアの商品販売額、サービス売上高は8742億円(5.6%増)。商品別ではファーストフード、日配食品が3235億円 (7.9%増)、加工食品が2315億円(4.7%増)、非食品が2777億円(3.1%増)となったため、商品販売額は8327億円(5.4%増)へと増加。また、サービス売上高は415億円で10.1%増えた。

9月の商業販売額、小売業2.3%増、卸売業1.3%増