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6月の商業販売額、小売業・卸売業ともに0.9%増

2015年7月29日 (水)

調査・データ経済産業省が29日発表した商業動態統計調査結果(速報)によると、6月の商業販売額は38兆4360億円で前年同月に比べて0.9%の増加となった。 このうち卸売業は26兆9790億円(0.9%増)で、小売業は11兆4570億円(0.9%増)だった。季節調整済みの商業販売額は前年比2.8%上昇した。卸売業は3.4%上昇、小売業は0.8%低下した。

■卸売業、医薬品・化粧品卸売業9.6%増
卸売業を業種別にみると、医薬品・化粧品卸売業が9.6%増、食料・飲料卸売業が7.9%増、農畜産物・水産物卸売業が6.4%増、繊維品卸売業が4.7%増、機械器具卸売業が0.4%増、その他の卸売業が0.4%増となった。

一方、鉱物・金属材料卸売業が7.4%減、衣服・身の回り品卸売業が4%減、化学製品卸売業が3.6%減、建築材料卸売業が0.9%減、家具・建具・じゅう器卸売業が0.7%減、各種商品卸売業が0.3%減となった。

大規模卸売店販売額は9兆280億円で0.9%減少した。商品別にみると、石油・石炭が25.5%減、衣服・身の回り品が7.3%減、その他の輸送用機械器具が4.6%減、鉄鋼が3.9%減、化学製品が2.7%の減となったものの、鉱物が11.8%増、医薬品・化粧品が10.7%増、非鉄金属が10.6%増加した。

■百貨店販売額が0.2%減
小売業を業種別にみると、自動車小売業が8%増、医薬品・化粧品小売業が5.1%増、飲食料品小売業が3.1%増、織物・衣服・身の回り品小売業が0.6%増。燃料小売業が10.7%減、機械器具小売業が3.9%減、その他小売業が1.2%の減、百貨店などの各種商品小売業が0.8%減だった。

6月の大型小売店販売額は1兆6412億円(0.6%増)で、このうち百貨店は5393億円(0.2%減)、スーパーは1兆1020億円(1%増)となった。商品別にみると、衣料品6.4%減、飲食料品2.4%増、その他2.9%増となった。大型小売店の季節調整済前月比は3.2%減で、うち百貨店が2.6%減、 スーパーは3%減だった。

百貨店の主力商品である衣料品は、婦人・子供服・洋品が9.1%減、紳士服・洋品が6.6%減、その他の衣料品が2%減、身の回り品が0.3%の増加となったため、衣料品全体では5.7%の減少となった。

飲食料品は、0.6%減、その他の商品が14.6%増、家庭用品が4.1%増、家具が1.3%の増、食堂・喫茶が3.2%減、家庭用電気機械器具が2.8%の減少となったため、その他全体では10.3%の増加となった。

スーパーの衣料品は、その他の衣料品が11.4%減、紳士服・洋品が9.1%減、婦人・子供服・洋品が8.2%の減、身の回り品が2.7%の減少となったため、衣料品全体では7.8%の減少となった。

主力の飲食料品は、3.1%の増。食堂・喫茶が12.5%減、家具が10.1%減、家庭用品が1.6%減、その他の商品が1.1%減、家庭用電気機械器具が2.6%の増加となったため、その他全体では1.3%の減少となった。

■コンビニ販売4.6%増
コンビニエンスストアの商品販売額、サービス売上高は9083億円(4.6%増)となった。商品別ではファーストフードと日配食品が3364億円 (5%増)、加工食品が2410億円(4.1%増)、非食品が2794億円(2.7%増)だったため、商品販売額は8568億円(4%増)に上昇 した。また、サービス売上高は515億円で16.7%増となった。