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東北運輸局、タイヤ交換期前に脱輪防止喚起

2015年11月2日 (月)

国内ホイール・ボルト折損による大型車の車輪脱落事故が増加していることを受け、国土交通省が8月末から確実な締め付けや定期点検の励行を徹底するよう呼びかけるなか、積雪地帯を抱える東北運輸局では降雪期を目前に控えた10月30日、改めて大型自動車の車輪脱落事故防止に対する注意喚起を行った。

同運輸局管内でに本拠を置く事業者が引き起こした車輪脱落事故件数は昨年、17件発生しているが、全国で発生した45件の4割に相当。このうち7割に当たる12件が11月から2月までに集中し、さらにタイヤ交換後1か月以内の発生も12件となっていることから、車輪脱落事故防止に万全を期すよう呼びかけを行った。

具体的な注意喚起項目は次の通り。
(1)ディスクホイールを取外した際には、ディスクホイール、ホイール・ボルト、ナットの亀裂や損傷の有無など、別添「ストップ!!ザ・車輪脱落事故」を参考に、「ディスクホイールを取外して行う点検」を確実に行うこと。

(2)スチールホイールからアルミホイール又はその逆に履き替える場合には、それぞれ適合するホイール・ボルト、ナットを使用すること。

(3)ホイール・ナットを締め付け付ける際には、トルクレンチを用いるなどにより、規定トルクで確実に締め付けること。

(4)タイヤ交換後、50キロから100キロ走行後を目安に増し締めを行うこと。

(5)日常点検で、ディスクホイールの取付状態が不良でないことの点検を確実に行うこと。