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東北運輸局、大型車脱輪防止へナット増し締め点検

2021年11月18日 (木)

▲街頭での点検の様子(出所:東北運輸局)

行政・団体国土交通省東北運輸局は17日、宮城運輸支局、宮城県トラック協会、宮城県自動車整備振興会と共同で、タイヤ交換後のナットの緩みを確認する「増し締め点検」を実施したと発表した。

東北運輸局でことし9月から展開する「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」の一環。大型車のホイール・ボルトやナットの緩みによる車輪脱落事故の発生件数は全国的に増加傾向を示しており、特に東北地方での大型車の事故が目立つことから、東北運輸局は事故防止の啓発活動を展開している。

点検は、11月16日に仙台トラックステーション駐車場(仙台市宮城野区)で実施。大型ディーラーの従業員の協力を得ながら、トルクレンチを用いたホイール・ナットの増し締め点検を行ったほか、調査表を用いた運転手への聞き取りも実施した。点検の結果、増し締め点検を実施した9台の車両のうち2台で、わずかな緩みがあった。

ホイール・ナットの緩みは脱輪を引き起こすおそれもあり、大事故を引き起こす原因にもなる。トラックの脱輪事故は社会のインフラである物流機能に支障を来し、サプライチェーンの途絶に直結する。東北運輸局は今後も、車輪脱落防止への啓発活動を推進していく。