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運輸業が発生源の公害苦情受付件数10.6%増加

2015年11月30日 (月)

調査・データ総務省の公害等調整委員会は30日、2014年度の公害苦情調査結果を公表した。

全国の公害苦情受付件数は前年度から2.8%減って7万4785件で、騒音が典型7公害のうち33.1%を占め、1997年以来トップだった大気汚染(30.6%)を抜き、最多となった。

発生源となった産業別の苦情受付件数は19業種のうち10業種で減少したが、運輸業は10.6%増加して1569件となり、全体の2.1%を占めた。運輸業のほかには漁業、保険業などの増加率が高くなっているが、苦情数そのものは100件未満と少なく、苦情数が100件以上の業種では運輸業が最も高かった。

■公害発生源別の苦情受付件数の増減率

(出所:総務省発表資料をもとにLogisticsToday編集部が作成)

(出所:総務省発表資料をもとにLogisticsToday編集部が作成)

公害の主な発生源2013年度2014年度増減率(%)
合計76,95874,785-2.8
会社・事業所31,95131,415-1.7
農業1,6551,477-10.8
林業122118-3.3
漁業7410339.2
鉱業241231-4.1
建設業11,08010,475-5.5
製造業6,4566,237-3.4
電気・ガス・熱供給・水道業2712824.1
情報通信業6243-30.6
運輸業1,4181,56910.6
卸売・小売業1,4651,380-5.8
金融・保険業142578.6
不動産業515493-4.3
飲食店、宿泊業2,5482,5992.0
医療、福祉433401-7.4
教育、学習支援業285279-2.1
複合サービス事業3753986.1
サービス業(他に分類されないもの)3,0603,2536.3
公務(他に分類されないもの)4704853.2
分類不能の産業1,4071,56711.4
個人23,82023,151-2.8
その他6,8206,429-5.7
不明14,36713,790-4.0