
▲「X-NR(プロジェクトコード)」(出所:イトーキ)
サービス・商品イトーキは3日、物流現場の変化に対応する在庫特化型自動仕分けシステム「X-NR(プロジェクトコード)」を開発した。2026年に市場投入を予定しており、製造業の一次保管庫やEC(電子商取引)物流センター、医薬品・化粧品といった多品種小ロットの取り扱いが求められる分野での導入を想定している。
X-NRは、同社のシャトル台車式自動倉庫システム「SAS」シリーズの後継にあたる新モデルで、「高速入出庫処理」と「収納効率」の両立をコンセプトに開発された。ドライバーの労働時間規制や人手不足による輸送力低下、在庫分散の進展といった業界構造の変化を背景に、拠点内機能の強化を意識した設計となっている。
最大の特徴は、上下方向の昇降機構を備えたシャトル台車による3次元ピッキングだ。これにより、従来のシャトル式倉庫が持つ高速入出庫処理と、スタッカークレーン式が持つ高収納性の両方を取り込んだ仕組みを構築。さらに、ピッキングユニットを薄型化することで、低背の荷姿にも対応できるようになった。
庫内には2メートル間隔でメンテナンスデッキを設けており、各階層ごとに独立した作業スペースを確保。非常時や点検時の安全性と作業効率に配慮しており、稼働中の保守作業も一部エリア単位で対応できる構造となっている。
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