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DHL、北アジア太平洋-中東・アフリカの貿易に注力

2010年4月20日 (火)

ロジスティクスディー・エイチ・エル(DHL)は4月20日、北アジア太平洋地域と中東・アフリカ地域間の貿易に対する自社の事業展開状況を公表した。

 

同社によると、化学製品、ライフサイエンスの分野の輸出の大きな伸びを受け、北アジア太平洋地域発 中東・アフリカ地域向けの貨物量は、2015年までに航空貨物で年率8.3%、海上貨物で年率7.1%成長する。

 

中国はエジプトの北アジア太平洋地域での最大の貿易相手国となっており、2009年の北アジア太平洋地域発 エジプト向けの航空、海上貨物のうち、韓国、日本、中国を合わせた貿易量は全体の75-85%を占めている。

 

DHLはライフサイエンス、化学製品、ファッション、自動車、エレクトロニクス産業部門に力を入れているが「北アジア太平洋地域とエジプト間の貿易と高い相関性を示している。これらの産業部門はエジプト発 北アジア太平洋地域向け海上貨物輸送量の60%以上で、北アジア太平洋地域発エジプト向け輸出量全体の20%を占め、その輸出量は2015年まで年率8.7%で成長する。ファッション・アパレル分野は引き続き中国の対エジプトの最大の輸出品となっており、エレクトロニクス分野は2015年まで年率12%以上の成長が予測されている」と説明している。