認証・表彰条件不利地域での物流課題の解決に取り組むNEXT DELIVERY(ネクストデリバリー、山梨県小菅村)は、セイノーホールディングス、山梨県小菅村、丹波山村と連携した共同配送の取り組みが評価され、2025年度「物流パートナーシップ優良事業者表彰」の部門賞「強靱・持続可能表彰(国土交通省)」を受賞したと発表した。

▲物流パートナーシップ優良事業者表彰式(出所:NEXT DELIVERY)
小菅村・丹波山村は、市街地から片道30キロ弱離れた過疎地域で、荷物量が少なく積載率も低いことから、従来は物流事業者にとって経済性の確保が難しい地域だった。取り組みでは、村内に「ドローンデポ」を設置し、複数事業者の荷物を集約。NEXT DELIVERYが一括配送する共同配送の仕組みを導入するとともに、買い物代行やドローン配送による生活支援を組み合わせた。
その結果、ラストワンマイル配送を維持しながら、CO2排出量を年間32%、走行車両台数を33%削減。地域住民や女性人材の雇用創出にもつながった。こうした成果が、強靱で持続可能な物流モデルとして評価された。
同モデルは「新スマート物流『SkyHub』(スカイハブ)」として全国8地域に横展開が進んでいる。人口減少やドライバー不足が深刻化するなか、ドローンと共同配送を組み合わせた同様の仕組みが、過疎地物流の一つの選択肢として定着するかが注目される。
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