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東海カーボン、ファインカーボンの生産能力45%削減

2016年5月30日 (月)

荷主東海カーボンは30日、主力のファインカーボン事業の需給不均衡が改善されず、経営環境が厳しさを増していることを受け、生産能力45%カットと希望退職者の募集を柱とした合理化作を実施する、と発表した。

成形、焼成工程の旧式設備の廃棄・休止を進め、等方性黒鉛の生産能力を年産1万1000トンから6000トンへ45%削減。不採算品目からの生産撤退も併せ、「製品群の将来性を見極めて製品ラインナップの絞り込みを行う」。

また、年内に同社で50人程度の希望退職者を募集し、希望者に再就職支援会社を通じた再就職支援を行う。今後、労働組合へ協議を申入れる。同社の正社員希望退職者に加え、グループ企業では契約社員など50人程度の削減を計画している。