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センコー、宮崎県日向市に物流拠点新設、7倉庫を集約

2011年12月9日 (金)
9日に竣工した日向PDセンター

9日に竣工した日向PDセンター

ロジスティクスセンコーは9日、宮崎県日向市の細島港に「日向PDセンター」を竣工したと発表した。新センターは、同社の宮崎県北部に分散している倉庫拠点の集約と庫腹拡大を目的とした物流センターで、12日から営業を開始する。

 

同社は宮崎県北部の延岡市、日向市で物流センター事業、工場内物流、港湾物流などの事業を展開しており、県北部には16か所の倉庫拠点があるが、既存倉庫の老朽化に伴うスクラップアンドビルド、拠点分散による非効率の解消、既存顧客の物量増加、新規顧客開発に向けた庫腹拡大を図るため、新たに物流センターを建設していた。新センター開設により、日向地域などの7倉庫を集約。県北部の保管面積は約5万平方メートル態勢となった。

 

日向PDセンターが位置する細島港は、8月に重点港湾に指定され、国内外向けの重要拠点港として宮崎県、日向市が港湾設備の整備に力を入れている。新センターは保税倉庫として通関業務などの輸出入貨物も取り扱う。

 

日向PDセンターは、鉄骨造平屋建て、延床面積2万4437平方メートルの物流センターで、普通倉庫(1万472平方メートル)に加え、防塵防虫、温度管理機能を備えた定温倉庫(5938平方メートル)を備える。

 

倉庫棟2棟で構成し、倉庫間にそれぞれ13メートルの庇を設けることで、下屋部分に約6000平方メートルのトラックバース、荷役スペースを確保した。これにより、雨天、強風時にも支障なく荷役作業を行うことが可能になる。

 

また、日向PDセンターにはクラウドを使用した最新のWMS(倉庫管理システム)を導入し、倉庫内のロケーション管理や作業管理を行い、入出庫・在庫管理の精度向上と作業効率の向上を図る。

 

今後は、拡大した庫腹と定温倉庫で既存顧客からのニーズに対応するとともに、立地を活かした輸出入貨物の取扱いを拡大しながら、県内企業に対する調達物流、製品物流などを展開していく。

 

■物流施設の概要
名称:日向PDセンター
所在地:宮崎県日向市竹島町1-43
敷地面積:4万396平方メートル(1万2220坪)
建物構造:鉄骨造平屋建て(事務所地上2階建て)
延床面積:2万4437平方メートル(7392坪)、内訳=普通倉庫1万472平方メートル、定温倉庫5938平方メートル、事務所1194平方メートル、バンニング場750平方メートル、下屋6084平方メートル