ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ヤマトが幹線輸送会社買収、シンガ-中国間6か国物流網取得

2016年8月31日 (水)

M&Aヤマトホールディングスは8月31日、シンガポールと中国を結ぶ6000キロもの陸上幹線輸送網を買収したと発表した。マレーシアに本拠を置くクロスボーダー陸上幹線輸送会社「OTLグループ」を買収したもので、ASEAN(アセアン)各国で同社が展開を進めている小口輸送ネットワークとロジスティクス機能を組み合わせ、本格的な小口混載を実現する。

同社はこれまでも国際輸送サービスを提供してきたが、日本を中心とした航空輸送、海上輸送サービス、それぞれの国内でのロジスティクスや小口配送に留まっていた。

今回、アセアン地域に物流網を持つOTLグループ3社を買収することで、シンガポールからマレーシア、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、中国間でクロスボーダー輸送を提供することが可能となった。

加えて、アセアンで進めている小口輸送ネットワークとロジスティクス機能を結合し、アセアン地域内で本格的な小口混載輸送を実現するクロスボーダー輸送サービスを提供する。

同日付けでヤマトアジアと、OTLグループのCKEトランスポートエージェンシー社、オーバーランドトータルロジスティクスサービス社、オーバーランドトータルロジスティクスタイランド社――の3社が株式の取得で合意した。