産業・一般アルコニックスは24日、中央物産が保有する中国の上海龍陽精密複合銅管有限公司株式を譲り受けて持分法適用関連会社化すると発表した。
中央物産は上海龍陽精密複合銅管有限公司の株式25%を保有しているが、アルコニックスは中央物産の持分を譲受けて資本参加することにより、「製品販売を通じて新たな商流の創出が可能となる」としている。
上海龍陽精密複合銅管有限公司は、生産規模で世界最大の精密銅管メーカー「金龍精密銅管股フン有限公司」が株式の51%を保有し、日本の品質管理手法も導入した空調冷凍用精密銅管を製造する銅管メーカー。
4万6000平方メートルの敷地に溶解・鋳造装置、銅管表面切削装置、内面溝加工機、全自動熱処理機などを備えた自動圧延ラインを保有し、年間約5万トン以上を生産し、上海地区の中国、日系電機、空調メーカー向け販売のほか、一部日本向け輸出を行っている。
金龍グループとの関係強化にもつながるため、アルコニックスでは「今後のグローバルな銅管取引の拡大」も期待する。