荷主トヨタ紡織とアイシン精機は5日、ブラジル・サンパウロ州のソロカバ市で、自動車用内装部品、エンジン吸気系部品を合弁で生産すると発表した。
今回、生産を担当するのはトヨタ紡織がブラジルでの事業化推進を目的に2007年に設立した子会社「トヨタ紡織ブラジル」で、トヨタ紡織とアイシン精機がトヨタ紡織ブラジルに対し、段階的に約25億円を増資、生産会社に会社形態を変更する。トヨタ自動車のブラジル新工場で生産する新開発小型車用のシート、ドアトリム、エアクリーナーを生産する。
トヨタ紡織とアイシン精機は、これまでもシートフレーム部品の共同開発・生産で協力関係にあり、トヨタ紡織ブラジルは中国の広州市、天津市、ポーランドに続き4番目の合弁会社となる。両社は「ブラジルで高品質・低コストなシートを生産していくとともに、南米地域における最適生産・最適物流体制のより一層の強化を目指す」としている。