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陸上貨物運送業の死傷災害、昨年は1万652人

2012年2月21日 (火)

ロジスティクス全日本トラック協会が21日に発表した2011年の労働災害発生状況によると、陸上貨物運送事業で昨年、労働災害により死亡した人の数は123人で、前の年の2010年に比べると、25人(16.9%)減少した。全産業(980人)に占める割合は12.6%。港湾荷役業は9人で、前年から4人増加。

 

次に、死亡災害、休業4日以上の死傷災害を合わせた陸上貨物運送事業の死傷者数は1万652人で、前年から482人増えた。全産業に占める割合は12.1%。港湾荷役業は191人で24人増加した。

 

陸上貨物運送事業の都道府県別死亡災害発生状況は、北海道が14人でもっとも多く、愛知(11人)、福岡(10人)と続く。要因(事故の類型)別では、道路上の交通事故が64人でもっとも多く、次いで「墜落・転落」が21人、「はさまれ・巻き込まれ」が15人となった。

 

このほか、東日本大震災の復旧・復興関連の労働災害は死亡災害こそないものの、「墜落・転落」で4件発生するなど、休業4日以上の災害が合わせて10件報告されている。