ダイキン米国新拠点完成、4工場と物流機能集約

国際ダイキン工業は25日、米国テキサス州ヒューストン近郊に新拠点が完成し、ここに子会社が展開する米国内4工場と物流拠点を集約すると発表した。

現地時間24日に完成したのは、子会社・グッドマン社が運営する新拠点「ダイキン・テキサス・テクノロジーパーク」で、住宅用や業務用空調機、暖房機器など米国で販売する全商品を生産する、ダイキングループ最大規模の工場となる。

4工場の生産機能と物流機能を統合し、マーケティング、サポート機能を集約して部門間の協業を図るほか、新たにR&D機能も設け、現地の商品開発体制を強化する。

生産量の変動に即応するモジュールライン、IoTを活用し、生産の進捗を自動管理する最新の生産技術システムを導入した。同社は「IoT、AIなど最先端技術を駆使した当社グループのモデル工場になる」と説明している。

最新の生産技術システムは米国で立ち上げたのを皮切りに、段階的に世界の生産拠点へ展開する。