M&AITを活用した古着ファッションの買取や販売を手がけるベクトル(岡山市)は30日、ファッション通販サイトを運営するマガシーク(東京都千代田区)と商品の在庫連携や買取サービスの強化などで、同日付で業務提携を締結すると発表した。
ベクトルは「ゴミバコのないセカイへ」を企業理念とし、全国に94店舗展開するリサイクルショップ「ベクトル」とブランド古着通販サイトの運営をしている。
オンライン宅配買取サービス「フクウロ」や店舗で仕入れた古着ファッションアイテムを自社運営通販サイト「ベクトルパーク」をはじめ、楽天やYahoo!オークションなどで販売するマルチチャネル戦略をとっており、取り扱いアイテム数は65万点以上取り揃えている。また、商品の査定から出品までの効率化を図った物流拠点「ベクトルグローバルポート」も新設している。
今回の提携により、2009年から会員向けに宅配買取のサービスを行っているマガシークは、ベクトルの持つ多くの販売チャネルを通じ、古着アイテムの購入機会創出を実現し、ベクトルは買取チャネルにマガシークが加わることで、マガシークユーザーから古着の買取を行うことができ、大幅な古着アイテムの買取点数が向上する。
ECサイト会員へ買取サービスを行うだけでなく、商品在庫を連携し、販売することでワンストップで古着を取り扱う。
6月7日にマガシーク会員への買取サービス「マガシークブランド古着買取サービスsupported by フクウロ」を開始するほか、7月以降、段階的にマガシークが運営するアウトレット通販サイト「OUTLET PEAK」やベクトルが運営するブランド古着通販サイト「ベクトルパーク」、連携先ECモール上で古着を販売する。