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朝日新聞販売店の宅配機能活用し、吉野家7店舗でスタート

出前館、飲食店の宅配代行大手チェーンへ拡大

2017年6月1日 (木)

フード夢の街創造委員会は、同社が運営する宅配ポータルサイト「出前館」で飲食店に代わって料理の宅配を行う取り組みを大手外食チェーンに拡大する。大手外食チェーン発の導入事例として、吉野家の千葉県、東京都、神奈川県、福岡県の7店舗で配達代行を開始する。

同社が「シェアリングデリバリーモデル」と呼ぶこの取り組みは、宅配機能を持たない店舗でも、出前館に加盟する複数店舗で「出前館が連携したデリバリー機能」をシェアすることにより、宅配が可能になるサービスで、2016年8月から開始している。

出前館に注文が入ると、直ちに店舗と配達を行う「シェアデリ拠点」に注文情報が入り、店舗は指定時間に料理を仕上げた後、新聞販売店ASA(朝日サービスアンカー)などシェアデリ拠点に所属するバイクと配達員が個人宅へ料理を届ける。このサービスを導入することにより、店舗は新たに配達人員を採用しなくても宅配サービスを顧客に提供できるようになる。

▲シェアリングデリバリーモデル(出所:夢の街創造委員会)

吉野家向けに提供する宅配サービスは、3月中旬から恵比寿駅前店をテスト店舗として開始し、「予想をはるかに上回る実績が確認された」として、6月1日からは千葉中央店(千葉市)、国立駅南口店(東京都国立市)、国分寺北口店(国分寺市)、立川南口店(立川市)、相模大野駅前店(神奈川県相模原市)、1号線三ツ沢中町店(横浜市)、博多祇園店(福岡市)――の7拠点で出前館からの受注を開始する。

注文受付時間は11時から22時までとし、年中無休で運営。1500円以上の注文が条件となる。配送料は300円。

出前館は今後、シェアデリ拠点を3年後までに200か所まで拡大し、吉野家のデリバリー店舗も増やす計画。

■出前館の公式ページ
https://demae-can.com/