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ReturnProとClarity提携、返品不正を即時検知

2026年2月6日 (金)

ロジスティクスリバースロジスティクスを手がけるリターンプロ(米国)は5日、返品商品の真贋や改ざんをAI(人工知能)で判別するクラリティー(同)と戦略提携した。両社は、返品受付時点で偽造品や部品のすり替え、付属品欠品などを自動検知するAI不正検出技術を導入し、小売業の返品業務の高度化を図る。

クラリティーの技術はX線画像とコンピュータービジョン、AI解析を組み合わせ、箱を開封せずに商品内部を確認できる点が特徴だ。メーカーの正規データと照合することで、目視では見逃されやすい不正を3.2秒で判定する。従来の抜き取り検査や厳格な返品制限に依存しない仕組みとし、業務効率と顧客体験の両立を狙う。

▲不正を3.2秒で判定する不正検出テクノロジー(出所:リターンプロ)

小売業界では返品不正が年間1000億ドル規模に達するとされ、全返品の10%が不正と推定されている。リターンプロは北米の返品センターで年間2000万点超を処理しており、まずは電子機器や高級品など不正リスクの高い商品カテゴリーから導入を進める。

両社のシステム連携により、返品時点で不正を遮断するだけでなく、顧客単位での不正履歴の可視化も可能となる。これにより、チャネルをまたいだ不正行為の抑止や損失拡大の防止につなげる構えだ。

返品処理はコストセンターとされがちだが、リターンプロはAI活用による精度向上と自動化で、リバース物流を収益性と信頼性の高い領域へ転換する戦略を掲げる。返品量が増加するEC(電子商取引)時代において、不正対策と業務効率を同時に強化する新たなモデルとして注目される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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