成田空港の上半期輸出26％増、対中伸び

調査・データ東京税関が20日発表した成田空港の上半期（1-6月）と6月の貿易概況（速報）によると、上半期の輸出額は5兆4109億4300万円（前年同期比26.9％増）で2期連続のプラス、輸入は5兆8662億2400万円（3.9％増）で3期ぶりのプラスとなった。

輸出は、中国向け科学光学機器が36.2％増加したほか、台湾向け半導体など製造装置が25.6％増、電気回路などの機器が52.8％増加した。輸入はタイの通信機が13.3％増、米国の半導体など製造装置が82.8％増、中国の電算機類が16.2％増加。

一方、6月の輸出額は9351億4700万円（前年同月比19.9％増）で12か月連続の増加。米国向け科学光学機器が25.9％増、中国向けの電気回路などの機器（41.9％増）と半導体など製造装置（18.8％増）が増えた。

輸入は9964億800万円（3.2％増）で4か月連続の増加。中国の電算機類（51.1％増）、米国の半導体など製造装置（2.2倍増）、スイスの有機化合物（29.5％増）が増加に寄与した。