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グリーン物流大臣表彰に日通、シーオスなど7社

2017年12月7日 (木)

ロジスティクス国土交通省と経済産業省は7日、今年度のグリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰での大臣表彰などの受賞者を決定した。

国交大臣表彰は日本通運、アサヒビール、キリンビール、日本貨物鉄道(JR貨物)の4社による協業拡大の取り組み、経産大臣表彰はシーオス、大塚倉庫、セイノーホールディングスの3社によるトラックバース予約システムの導入がそれぞれ選ばれた。

日通など4社による国交大臣表彰の取り組みは、共同輸送・モーダルシフトによってCO2排出量の削減、省労働力化を実現したこと、生産・出荷拠点の変更を通じて効率的な鉄道貨物輸送力を活用し、共同配送センターを開設して荷さばきの効率化を図ったことなどを評価。初期展開時と比べ、CO2排出量を半減した。

経産大臣表彰を受賞することになった3社は、発・着荷主と運送業者がスマホで簡易にアクセスし、荷卸時刻の予約・変更ができるトラックバース予約の仕組みを導入。事前予約によってドライバーと倉庫内作業者が計画的に作業を行う仕組みを構築した。これにより、トラック待機時間とCO2排出量を削減し、ドライバーの生産性と庫内作業者による労働生産性を高めた。

このほか、国交省関係は物流審議官表彰としてロジスティクス・ネットワークなど4社の「冷凍食品でのモーダルシフトの取り組み」、グリーン物流パートナーシップ会議特別賞として常陸太田産業振興など6社の「公共交通を活用した貨客混載による農産物販路拡大事業」を選定。

経産省関係はラルズ、シジシージャパン、JR貨物、全国通運の4社による農作物輸送の「見える化」、アダストリア、東芝テックなど4社による、電子タグを活用した最適な輸出ルートを選択する取り組みを選んだ。