日本郵船、自動車輸送カルテルで制裁金188億円

事件・事故日本郵船は22日、自動車の海上輸送でEU競争法に違反したとして、欧州委員会が同社に1億4182万ユーロ（188億円）と巨額の制裁金を科すことを決定した、と発表した。

2012年9月からEU競争法違反の疑いで欧州委の調査を受けていた。同社は欧州委の調査で判明した事実関係を踏まえ、同委と和解に向けた協議を続けていたが、今回の決定はその協議に基づいて行われた。

この結果に、同社は「法令順守に努めてきたにもかかわらず、このような事態になったことを厳粛かつ深刻に受け止める」とコメント。再発防止策を徹底し「信頼回復に全力を注ぐ」としている。なお、同社は科された制裁金以上（196億円）をこれまでの決算で引当金として計上済み。

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