オリ自、商用車担保の融資保証で千葉銀と提携

産業・一般オリックス自動車は11日、トラックなどの商用車を担保とする融資保証業務で千葉銀行と提携し、16日から「東京都動産・債権担保融資制度」で取り扱いを開始すると発表した。

東京都は都内の中小企業に新たな資金調達の手段を提供するため、中小企業が持つ動産や債権を担保として活用できる動産・債権担保融資制度2014年5月1日から運営し、オリックス自動車が制度の対象となっている担保物件のうち商用車両の価値評価、担保設定、融資の債務保証を行う役割を担っている。

動産担保融資（ABL）は土地などの不動産を担保とする融資と異なる資金調達手段として、法人や個人事業主にとって資金調達の選択肢が広がることから、普及・拡大が期待されていて、全国の地方銀行はABLの取り組み積極化、16年は12年比で件数が5.8倍、融資額は6.4倍（9408件・1兆2957億円）と増加している。

オリックス自動車はこれまでに105行の金融機関と商用車両の動産担保保証で提携している。