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【決算】タカセ、5月以降、主要顧客との業務終了

2012年5月15日 (火)
2012年3月期通期連結(単位:百万円)
 2012年3月期2011年3月期増減率
売上高9,7879,7250.6%
営業利益330430-23.2%
経常利益322413-22.1%
当期純利益-539108-

ロジスティクス「東日本大震災規模に対応しうる倉庫運営」求められ操業度低下
作業部門の運営体制改善や業務量に応じた人員投入と作業効率向上、運送事業分野での不採算業務の効率化などコスト改善に取り組んだほか、残業の削減など経費削減に強力に努めた。

 

しかし、東日本大震災の発生に伴う顧客企業の物流に対する方針やニーズの変化などにより、特に川崎港営業所で「東日本大震災規模の震災に対応しうる倉庫運営が求められた」ことから、想定以上に操業度の低下を余儀なくされた。

 

また、川崎港営業所の土地で減損損失6億7300万円を計上したほか、法人税法の改正に伴う法定実効税率の見直しによる繰延税金資産の取崩しの影響もあり、5億3900万円の最終損失に至った。

 

5月以降、主要顧客との業務終了、新規獲得に注力
今期は5月以降、主要顧客2社との取扱業務が終了することから、営業力の強化で新規顧客の獲得と既存顧客の業務拡大に注力する。

 

取扱物量に見合った倉庫保管スペースの効率化や適正な作業人員投入による徹底したコスト管理を進め、グループ経営の強化、営業力強化と業務品質向上をテコとした総合物流受託の拡大に努める。

 

これらにより、今期は連結売上高は90億円(8%減)、営業利益2億6500万円(19.9%減)、経常利益2億6000万円(19.3%減)、純利益1億5000万円を見込む。