拠点・施設ナブテスコは24日、航空機器を生産する岐阜工場(岐阜県垂井町)敷地内に2016年に建設した「精密部品棟」「表面処理棟」に続き、「アクチュエーター棟」が完成したと発表した。
同社は岐阜工場で機体の飛行制御システム「フライト・コントロール・アクチュエーション・システム」を中心に航空機向けの各種装備品を生産している。
完成したアクチュエーター棟は、精密部品棟、表面処理棟を含め、フライト・コントロール・アクチュエーターの材料調達から完成までの一貫生産体制を構築し、高自動化生産ラインとIoT活用により品質・生産性の向上を図ることで、「ボーイング737MAX/777X」や「MRJ」(Mitsubishi Regional Jet)などの民間機を中心とした需要拡大に対応する。加えて、先進環境技術の採用によるCO2排出量の大幅削減も実現する。