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東名守山スマートIC開通6か月で100万台突破

2018年11月14日 (水)

拠点・施設中日本高速道路(NEXCO中日本)は14日、ことし3月24日に開通した東名高速道路「守山スマートインターチェンジ」の利用台数が9月末時点で累計100万台を突破し、108万台に達したと発表した。

開通後6か月間の平均利用台数は1日5700台で、開通直後の4月に4700台だった月間利用台数は月を追うごとにほぼ増加傾向を辿り、9月は6500台と2000台近く増加して100万台の大台を超えた。

同スマートICの開通により、名古屋市が官民連携でまちづくりを進めている守山区志段味地区で東名高速のICへの「10分圏域カバー率」が5%から100%に拡大。利便性が高まったことで、商業施設の集客や商圏の拡大など、地域の活性化に貢献している。

また、東名高速の最寄りICへの接続時間が短縮したことで速達性が向上し、輸送効率が高まるなど地域企業の生産性にも好影響を及ぼしたほか、高速道路の利用ICが分散化したことで、国道19号線や302号線などの主要渋滞区間をアクセス経路とする春日井IC、名古屋第二環状自動車道の松河戸・小幡・大森ICで利用交通量が減少した。

名古屋市のヒアリング結果によると、「テクノヒル名古屋」に立地する企業は「中間製造品の運搬のため、東名一宮IC近くにある企業との間を毎週往復しているが、これまでの春日井IC利用に比べて輸送効率が大きく向上した」「名古屋IC近くの行政機関に簡単な手続きで出向くことも多く、以前は片道40分程かかっていたのが、今は要件を済ませて同じ位の時間で戻ってくることができる」と、同スマートICの開通効果を評価しているようだ。