産業・一般GO(ゴー、東京都港区)は27日、新設分割により新会社GOジョブ(同)の設立を決議したと発表した。GOジョブは、モビリティー業界全体のドライバー人材不足という社会課題の解決に取り組むスタートアップとして設立。GOから人材紹介事業を承継し、ドライバーに特化した人材採用プラットフォームの開発と運営を担う。
事業内容は、ドライバー専門の転職サイト「GOジョブ」の開発・運営を中核とし、物流・タクシー・バス分野のドライバー採用支援を幅広く提供する。専任のキャリアアドバイザーが求職者の登録後に、最適な企業とのマッチングを支援する。企業はドライバー確保に向けて対象求職者にスカウトを送ることができ、専用エージェントサービスも活用できる。
GOジョブは、2024年問題を背景とした物流ドライバーの採用難が深刻化するなかで、物流業界を含むさまざまなモビリティー関連事業者からの人材需要に応じてサービスを展開する。21年12月からGOが進めてきた人材紹介事業と、23年12月に開設した転職サイト「GOジョブ」のノウハウやネットワークを引き継ぎ、物流ドライバーやバスドライバーへの紹介領域も拡大していく。AI(人工知能)や独自のテクノロジーを活用し、求職者と企業のより最適なマッチングを実現する仕組みを整備し、モビリティー業界の広範なドライバー人材不足を支援する。
同社は、シリーズAラウンドでフォースタートアップス(同)、スパークス・アセット・マネジメント(同)、SBIレオスひふみ(千代田区)、大和ハウスベンチャーズ(同)の4社から10億5000万円の資金調達を実施予定だ。GOジョブはことし9月1日に設立予定で、代表取締役会長にはフォースタートアップスの志水雄一郎氏、代表取締役社長には萩原修二氏が就任する予定。
▲(左から)GOジョブ会長に就任する志水雄一郎氏、社長に就任する萩原修二氏(出所:GO)
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