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「福寿草精神」で強く成長を、西濃運輸社長

2019年4月4日 (木)

▲神谷正博社長の訓示の様子

ロジスティクス西濃運輸は1日、大垣・東京・大阪の各地で2019年度入社式を行った。同社の神谷正博社長は、創業者である田口利八名誉会長の座右の銘を引き合いに「踏まれても踏まれても強く野に咲く福寿草のように、困難から逃げず、正面からぶつかって解決してほしい」と訓示し、新入社員を代表して工藤雅也さんが辞令の交付を受け、河原由夏さんが誓いの言葉を読んだ。

新入社員は総合事務職65人、営業乗務社員114人、業務社員・技術社員75人の合わせて254人で、総合事務職は実務研修などを経て2020年4月に本配属される。

神谷社長による訓示の要旨は次の通り。

2019年度西濃運輸入社式の社長訓示(要旨)

西濃運輸の使命は「物流を通じて、お客様に喜んでもらえる最高のサービスを常に提供し、国家社会に貢献する」こと。8年前に東日本大震災が起こり、多くの人が困難に直面し、多方面から「是非とも物資を送ってほしい」という強い要望をもらった。当社はその要望にいち早く応えるべく全社一丸となって取り組み、たくさんの人に喜んでもらえた。3年前の熊本での震災では、当社は国の災害時指定公共機関として、行政と連携し、それが非常に上手くいったことで農林水産大臣賞を受賞した。

また、不変のものである経営理念は、「経済的に満たされること」「自分の仕事に誇りを持てること」「将来に明るい展望が持てること」で、この3点を「経済問題、誇り、将来性」として「幸福の三本柱」と呼んでいる。

次に、基本理念は「労使協調体制」「礼節中心主義」「福寿草精神」で、「福寿草精神」とは西濃運輸の創業者である田口利八名誉会長の座右の銘から理念に掲げている。会長が生まれた長野県南木曽町の田んぼの畔道には福寿草の花がよく咲いていた。福寿草は人に踏まれても花を咲かせ、踏まれることによって年々強くなる。会長はその姿を見て、『踏まれても踏まれても強く野に咲く福寿草』という座右の銘を読んだ。

皆さんも今後、困難が待ち受けていると思うが、挫けずに頑張ってほしい。困難から逃げず、正面からぶつかって解決してもらいたい。これから皆さんはいろんな部署で働くことになるが、諸問題は必ずついてくる。そのような時は、先輩や同僚と相談しながら取り組んでほしい。

いつの時代も「若い人達が時代を作っていく」と考えているので、皆さんに大いに期待している。ここまで育ててもらった両親に感謝を忘れることなく、立派な社会人に育ってほしい。西濃運輸の神谷正博社長

 

▲代表して辞令交付を受ける工藤雅也さん

▲代表して誓いの言葉を読む河原由夏さん