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国交省、UDコンドル・クオンほか少数リコール発表

2025年6月20日 (金)

行政・団体国土交通省は19日、少数台数のリコール届出について発表した。

範多機械(大阪市西淀川区)から届け出のあった対象車は2021年8月17日から25年2月5日に製作されたUDトラックス・コンドル「2PG-BSR90S2」で、台数は35台。アスファルト乳剤散布機能を有する自動車において、シャーシフレームの強度が不足しているものがある。そのため、保安基準に適合しないおそれがある。

日本フルハーフ(神奈川県厚木市)から届け出のあった対象車は21年7月20日から24年10月1日に製作されたUDトラックス・クオン「2PG-CD4FA」で、台数は15台。バン型トラックの後面に備える一体型灯火器において、設計時に取付位置の基準適合性の確認を怠ったため、尾灯照明部が自動車の最外側から400ミリを超えて取り付けられ、保安基準第37条第3項に適合しない。

阪東自動車工業(大阪府東大阪市)から届け出のあった対象車は2024年12月16日に製作されたスカニア(LPGRSシリーズトラック)で、台数は2台。交通状況の情報を制御しているユニットにおいて、プログラムの設計検討が不十分なため、前方の障害物に対して感知が遅れることがある。そのため、協定規則159号に適合しない。

同じく阪東自動車工業から届け出のあった対象車は2024年1月30日に製作されたスカニア(LPGRSシリーズトラック)で、台数は2台。トレーラーとの連結時に使用するトレーラーエアホースにおいて、製造工程が不適切なため、強度が不足しているものがある。そのため、走行振動などによりサービス回路(黄色ホース)が破損することにより警告灯が点灯し、トレーラー側にエアの供給がされず、トレーラーの制動力が全くなくなるおそれがある。また、走行振動などによりエマージェンシー回路(赤色ホース)が破損することにより、トレーラー側にエアの供給がされず、トレーラーにブレーキがかかり、そのまま使用を続けると、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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