楠原輸送、ミャンマーに支店開設、PJカーゴ獲得目指す

ロジスティクス楠原輸送（横浜市神奈川区）はこのほど、ミャンマーのヤンゴンに支店を開設した。将来的には同社国際輸送部管下の現地法人を設立することも視野に入れる。

同国で民主化・経済改革が加速し、欧米の経済制裁が緩和されたことを受け、支店を開設して物流状況の把握と市場調査、新たなサービス体制の構築を進める。インフラ整備などのプロジェクト案件に応じた物流の獲得を目指す。

同社では、これまでもODA案件に関わるプロジェクトカーゴを第三国・地域からアジア・中東・アフリカに輸送するなど、プロジェクト案件や大型プラント輸出で実績を積み重ねており、スリランカのコロンボでは現地法人を1990年に設立、ODA貨物から紅茶やアパレル製品などの一貫複合物流を行っている。

こうした輸送ノウハウを活用し、ミャンマーのプロジェクト案件受注につなげたい考え。