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日機装、国内拠点を再編、BCP考慮

2012年9月3日 (月)

メディカル日機装は3日、国内生産拠点を再編すると発表した。

 

災害発生時の事業継続計画(BCP)を検討した結果、静岡製作所が東海地震の想定震源域内に立地しており、大きな災害が発生すれば大規模な社会インフラへの被害やその寸断などにより、資材調達、製品の生産、供給に重大な支障をきたして事業継続が困難になる可能性があると判断。

 
静岡製作所では、同社の主要製品である医療機器や航空機部品などを生産しており、「いかなる場合にも安定して供給することが必要」として、生産拠点の再編成を決めたもの。

 

これに伴い、静岡製作所の医療機器、航空機部品の製造は大部分を金沢製作所に移転して効率化を図るとともに、静岡製作所は開発・技術などの中核拠点として活用する。

 

具体的には、金沢製作所の敷地内に新工場を建設し、静岡製作所のメディカル静岡工場、航空宇宙工場の生産機能のうち、直接生産に関わる部署を移転する。投資額は35億円で、来年2月に新工場の建設に着工し、2014年3月に完成、翌月から生産機能を段階的に移転し、15年3月までに完了する。

 

■新工場の概要
所在地:金沢市北陽台3-1(金沢製作所敷地内)
延床面積:1万7000平方メートル(メディカル1万3000平方メートル、航空宇宙4000平方メートル)
従業員数:350人

 

■静岡製作所の位置

[googlemap lat=”34.760203″ lng=”138.194098″ align=”undefined” width=”440px” height=”240px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]日機装静岡製作所(静岡県牧之原市静谷498)[/googlemap]