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ジャパンパイル、コンクリート杭の生産、抜本的再編へ

2010年9月6日 (月)

産業・一般ジャパンパイルは6日、子会社が担っているコンクリート杭の生産体制を見直し、現行の年産100万トンから約6割の規模に縮小すると発表した。生産拠点ごとの品目を集約して生産効率を高める。併せて希望退職者を子会社から170人程度募集する。

 

コンクリート杭の生産を受け持つ連結子会社はジャパンパイル製造、八洲コンクリート工業、JPプロダクツ鹿児島の3社で、現在、全国に13の生産拠点を保有、高品質コンクリート杭を迅速に供給出来る体制を構築している。しかし、同部門は過去4年間にわたり赤字計上を続けていたことから、これまで青森工場、滋賀第二工場を閉鎖統合するなどの収益改善策を図ってきた。

 

ジャパンパイルでは「マーケットは予想以上に縮小、価格競争が一段と激しさを増している」として、さらなる生産設備見直し、人員削減など「マーケットの実勢に即した最適な生産体制への再構築が不可欠」と判断、抜本的な再編に着手することにしたもの。