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東京都、オリパラ期間中の交通対策資料公開

2021年3月18日 (木)

ロジスティクス東京都は17日、東京オリンピック・パラリンピック期間中の交通対策をまとめた企業説明会向け資料を公開した。

大会は簡素化した上で開催されることになるが、道路・鉄道は「例年規模の需要がある場合にも対応することを考えて交通マネジメントを展開する」方針が示されており、特に物流については「接触機会を減らしつつ効率化を図るとともに、感染症対策を進める中で企業の対応策を支援」するとの考え方。

具体的には「レギュラー時」と「イレギュラー時」に分けた道路の交通マネジメント運用が想定されており、レギュラー時には物流車両を含めた道路交通全体の需要を削減するTDM(交通需要マネジメント)、夜間への交通シフト促進と一般道から首都高速道路への転換抑制といった料金施策、高速道路の本線料金所流入調整などによる都心への流入制限——などの対策を講じる。

首都高速道路では朝6時から夜22時までの間、通常料金に1000円上乗せとなるが、中型以上のトラックや営業ナンバーの軽貨物自動車でETCを搭載している場合のみ、上乗せの対象外とする。

またイレギュラー時は、入り口閉鎖箇所の追加など交通状況に合わせたTSM(交通システムマネジメント)の実施や、本線車線規制・区間通行止めといった交通対策を実施することになる。

一般道路では大会関係車両のみ通行可能な専用レーンの設定や優先レーンの導入、競技会場周辺迂回(うかい)路エリアの設定や交通規制の実施、信号による都心部への流入調整を行う。

■企業説明会向け資料(東京都)
https://2020tdm.tokyo/siryou_pdf/setumei_20210317.pdf

■大会輸送影響度マップ